風惑星の侵略地〜ポポロクロイス物語攻略〜


 夢・物語〜勇者の思い出〜   投稿者:刃
<夢の司の話>

遥かな昔、人間族や竜族が生まれ、闇の意思を手に入れた王が封印された後のこと・・・妖精族は新たに生まれたその生き物たちのために、新たな仕事をするようになりました
心を司る妖精がする事、それは「夢を見せること」
そのため新しく、「夢の司」という妖精が生まれたのです
夢の司は世界の生き物たちすべてに、毎晩素敵な夢を見せてあげました・・・しかし
いそがしい夢の司は、静かに仕事に専念するため
ほかの妖精たちと交流を断ち、自分たちだけで
生きていくようになってしまいました

数少ない夢の司は、毎日仕事をしているため疲れ果て
時々仕事を怠けることもありました・・・


〜ピノンの部屋〜
ナルシア「夢の司は、一体今どこに居るのかは分かっていません
でも、今でも私達に夢を見せているのです」

ピノン「夢の司さん・・かぁ・・」

ナルシア「まだまだ妖精にはいろいろな種類があるのよ、今日は夢を司る妖精のお話・・」

ピノン「ねぇ、おかあさん?・・夢の司は僕たちに夢を見せてくれるんでしょ?」

ナ「そうよピノン」

ピ「じゃあ、僕・・時々とても怖い夢を見るよ?それも・・夢の司のせいなの・・?」

ナ「いいえ・・それはあなたが眠っている無防備な間に、闇の意思が心の中に忍び込もうとしているのよ・・」

ピ「え?!じゃあ僕・・闇に取り付かれてしまうの?」

ナ「ふふ・・そうではないわ、ピノン・・あなたは怖い夢を見た時
に・・はっ、と目を覚ますんじゃないかしら・・?」

ピ「うん・・確かに、そうだよ」

ナ「怖い夢・・つまり闇の意思が取り付こうとするとき・・夢の司はそれから私たちを必死で呼びかけてくれているのよ
だから、怖い夢から覚めるとき・・はっ、と目を覚ますの」

ピ「へーじゃあ、夢の司さんは僕らに素敵な夢を見せてくれるだけじゃなく、夢の中の闇から助けてくれるんだね」

ナ「ええ、そうよ」

ピ「お友達になってみたいな・・」

ナ「ふふ・・そうなれるといいわね、でもまずは夢の司がどこにいるかがわからないとね・・」

ピ「そっか・・」

〜ガチャ(ドアの開く音)〜

ピエトロ「お母さんの話は面白いかい?」

ピノン「あ、お父さん!うん、とっても楽しいんだよ」

ピエトロ「そうだな、ナルシアはとても楽しい話をしてくれるものな」

ピノン「うん!」


ナルシア「ふふ・・ありがとう・・」

ピエトロ「ところでピノン・・マルコ君が、遊びに来ているぞ?」

ピ「え?マルコが!?」

ピエ「うむ、広間で待ってるようにいってあるぞ」

ピ「わ〜!うん、ありがとうお父さん!」

ピノンは広前と駆けていった・・
ピエトロたちはそれに附いていった・・

<突然の嵐>

ピ「マルコ!」

マルコ「おお!ピノン!元気だったか?」

ピ「うん、マルコも元気そうだね、あれ・・レオナおばさんには・・いいの?」

マ「ああ、かあちゃん今遠くにいっちまってるんだ、知り合いの動物が具合悪いから来てくれって言われたんだと・・」

ピ「ふーん・・」

マ「おっと、忘れてた・・それとさ」

エレナ「こんにちわ皆さん」

ピ「あ!エレナおねーさん

ピエ「ほう、船旅から帰ったのか?」

ナ「お帰りなさい」

エ「はい、船旅の途中でしたが、ちょっとここへよって見ました
皆さん元気そうで何よりです・・」

ピ「ねぇねぇ、どんな旅だった?」

マ「すげーモンスターいたか!?」

ピエ「ははは、まぁゆっくり休みなさい」

ナ「うふふ・・」

ピエトロたちが広間で楽しく話しているところに
兵士がやってきました

兵士「王さま!大変です!」

ピエ「む・・どうした・・」

兵士「はい・・実は、城下町の子供がいっせいに失踪したとの通報が・・」

ピエ「なんだって?!子供たちが?!」

兵士「はい・・救助した子供も居るのですが、なんだか意識がもうろうとしていて、母親の呼びかけも全く耳に入っていないようで・・まるで何かに操られて居るように・・」

ピエ「うむ・・分かった・・もっと情報を集めてくれ」

兵士去る

エ「そんな・・子供たちが居なくなるなんて・・」

ピエ「・・・・」

すると、ナルシアが突然殺気立つ

ナ「・・・?!・・これは・・」

ピ「おかあさん・・?」

ピエ「どうした?」

ナ「森が・・森が泣いている・・!!!・・森が!!」

ナルシアはあわてて駆け出した

ピエ「?!な、ナルシア!!」

ピ「おかあさん?!」

ピノン、ナルシアを追いかける

エ「わたしはここに居ます・・王様・・ナルシア王妃を!」

ピエ「エレナ・・うん・・頼んだぞ!」

マ「お、おい!待ってくれよ〜!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これは月の掟の前だと思うんですが、エレナが居るのは変かな・・?
出来ればそれぞれで前か後かをみてみてください(苦笑)
では、こんどはフローネルの森ですね



<悪夢の始まり>
ナルシア、ピエトロ、ピノン、マルコはフローネルの森に着いた
そこはいつもの森とはかけ離れ・・ひどく荒れていました
木には落書き・・花は踏み倒され、動物たちもかなしそうです

ナ「そ・・そんな」

ピエ「誰がこんなことを・・」

ピ「ひ・・ひどい」

マ「・・・・どうしよう」

皆が驚愕していると、かけあしの泉から泣き声がきこえてきた

ピ「?・・なんだろう・・」

マ「泉からだぞ?」

ピエ「・・行ってみよう」

〜かけあしの泉〜

「・・うう・・ひっく・・」

ピ「き・・君は・・」

ナ「あ・・かけあしの泉の妖精・・」

そう、泣いていたのはかつてピエトロたちが見たかけあしの妖精である

ピエ「いったい・・なにがあったのだ?」

妖精「・・・ピエトロ・・う・・みりゃわかるでしょ?森が・・もりが」

ナ「・・・」

ピ「誰がこんなことを」

妖精「・・突然子供たちがやってきて、森をめちゃめちゃにしていったのよ・・!」

ピエ「な・・何・・?」

ナ「子供たちって・・」

妖精「嘘じゃないわよ?ちゃ〜んと見たんだもん・・でも、なんだかその子供たち・・ただいたずらしたって感じじゃなかったわ、何かに操られてるみたいに・・だって、目をつぶってたのよ?」

ピエ「・・・・どういうことなんだ?」

ナ「まって、何か来る・・」

ナルシアがみんなを呼び止めた

ピ「どうしたの?お母さん」

ナ「何かしら・・・とても速く、何かが・・」

しばしの沈黙
・・・・・・・・・・

そして

ピエ「これは・・・風・・?」

ピエトロがそういったとたん・・・

びゅうっ!!

とてつもなく強い風がみんなを襲った

ピ「うわぁっ?!!」

マ「な、なんだよーーっ!!」

泉が波を打ち、木の葉が大きく揺れる
5秒ほど風が吹き荒れ
・・・収まった

マ「・・ひえ・・な、なんだったんだ?今の」

ピ「凄かったね・・」

ナ「おかしいわ・・」

ピ「え・・おかあさん?」

ピエ「うむ、なにか闇の気を持った風のようだったな・・」

マ「え?」

ピエ「うむ・・城のみんなが心配だ・・一度戻ってみよう」


〜城内〜

ピノンたちは肩で息をしながら、城の中へと入っていった
しかし中は静まり返り、誰一人として出てきません

ピ「みんなーーーっ!!」

ピエ「誰か居ないか?」

ナ「・・・・」

ピエ「・・おかしいな・・」

ピ「エレナおばさんどこだろう・・」

静まり返った城内にピノンたちの声だけが響く
彼らはそろって謁見の前と急ぐ・・すると・・

ピ「あ!・・あれは」

みると、床にうつ伏せでエレナが倒れている、ピエトロたちは
あわてて近寄る

ピエ「おい・・エレナ・・どうした・・エレナ!」

ピ「エレナおばさん!!ねぇ・・おきてよ!!」

ナ「エレナさん?」

ピエ「・・・・・」

マ「お、おい・・どうしたんだ?ピノンのねーちゃん?」

ピエ「大丈夫だ、眠っているだけだ・・」

ピ「エレナおばさん・・」

マ「な・・なんでこんなとこで寝ちまうんだよ・・」

ピ「おとうさん・・どうしよう・・」

ピエ「・・・・」

ナ「あなた・・あれを・・」

ナルシアが指さすところには、兵士や大臣たちが職務の道具を持ったまま眠っている

ピエ「どういうことだ・・なぜ・・」

ピ「皆、眠って・・どうしちゃったの?みんなーー!!」

??「ふふふふふ」

マ「!?誰だ?」

??「そうだ・・もっと嘆け・・私の力はより強くなる・・」

ピエ「・・・どういうことだ・・お前が城の皆や町の人を眠りにつかせたのか・・」

??「だとしたら何だ・・お前一人にはどうすることも出来ないだろう・・?」

ピ「みんなを眠らせて、一体何をする気なの?おねがい!
みんなを元に戻して!!」

??「それは出来ないな・・おまえには何も出来まい」

ナ「あなたは何者なのですか!国のものを元に戻しなさい!」

??「ふ・・ははは!どうとでも言うがいい!!
お前達の相手は・・・こいつだ!!!」

光とともに、モンスターが現れた

??「せいぜい楽しませてもらうよ・・ははは」

ピエ「ま、待て!」

マ「お、おい来るぞ!」

ピ「風の刃!!」

マ「ヒートアックス!」

見かけよりモンスターの動きは鈍かった
戦闘は思ったより簡単だ
ピエトロは剣で援護する

ピ「マルコ!」

マ「おう!」

ピ・マ「ファイヤーストーム!!」

ピノンは自らの剣で止めを刺す・・モンスターは倒れる

ピエ「・・・・」

ピ「・・・?」

モンスターは光に包まれ、一人の少女が現れた

ナ「?!」

ナルシアが少女に駆け寄る

ピ「え・・・どういうこと・・?」

ナ「・・大丈夫ですか?」

「うう・・ごほっ、こほっ・・」

ピ「あの・・ごめんなさい・・」

ピエ「・・君は・・誰だい?」

「う・・私は・・夢の司に・・使えるものです・・」

ナ「なんですって・・夢の司?」

ピエ「今手当てをする・・」

「いいえ・・私は大丈・・夫です・・今から、私の・・話をよく聞いてください・・」

皆は少女の話をゆっくりと聞くことにした
ナルシアは治癒魔法を静かにかける・・


<悪夢の司>

「私の話を良く聞いてください」

・・あなた方のお仲間が眠ってしまったのは、我が夢の司達を統べるステラ様の力によるものです・・
ステラ様は、毎日をお母上とともに仕事をしながら、とても忙しくすごしておりました・・
しかし、母上様が人間の誤って撃った弓の事故でお亡くなりになり
ステラ様は幼くして夢の司を統べる王となりました・・・
寂しく、一人ぼっちでいるステラ様に・・闇がゆっくりと忍び寄ってきました・・・

そしていつしか、ステラ様の心は・・闇の中へと引き込まれていったのです・・・

「憎め・・おぬしの母がなぜ死んだのか・・人のために尽くしていたのに・・なぜ死んだのか・・母は、殺されたのだ・・」

ステラ「・・・・許さない・・人間なんか・・みんな、居なくなればいいんだ・・」

そして・・ステラ様は私達をモンスターに変え、人々の夢を通じて心を操り、支配しようとしているのです・・

「今は被害は少ないですが・・いつか・・もっと・・」

ピエ「・・・・」

ピ「そんな・・」

マ「おい・・待てよ・・じゃあなんであの風にあたった俺達だけ無事なんだよ」

ナ「今の話が本当だとすれば・・あの風は、眠りの風でしょう・・」

ピ「眠りの風・・?」

「夢の司だけが使うことを許されている魔法です・・その風に当たると瞬時に・・睡魔が襲います・・」

ナ「さっき私達はかけあしの泉にいました・・きっと泉の魔法によって守られたのだと思います」


ピエ「・・なんとしてでもその風が次におきるのをとめなくては・・」

「まだ時間は充分あります・・あの風は作り出すのに相当の力を使います・・一回使うだけでもう・・限界に近いはず・・」

マ「じゃあ、いまそのステラってやつは弱ってるんだな!」

「どうか、お願いです・・私達の長を・・闇から助けてください・・・」

ピエ「しかし・・ステラはどこに居るんだ・・」

「心配ありません・・長は事を速やかに行うため、拠点を妖精の森に置きました・・」

ピ「妖精の森・・?それはどこ・・?」

ナ「妖精の森・・」

ピエ「そうか・・あそこに・・」

ピ「お父さん達・・知ってるんだ・・」

ピエ「よし・・私が行こう・・」

ナ「私も・・行きます・・」

ピエ「・・・わかった・・」

ピ「ぼ・・僕も行きたい!一緒についていきます!」

ピエ「しかし、妖精の森はここからは遠いんだ・・お前達をいかせるわけには・・」

ピ「僕・・皆を助けたいよ・・お父さん達の力になりたい!大変なのは分かってるよ・・でも、僕みんなのために何かがしたいんだ・・」

ピエ「ピノン・・」

ナ「ピエトロ・・」

ピエ「・・よし・・大変だろうが、お前は必ず私が守るからな」

「ま・・待ってください・・一つだけ・・問題が・・」

マ「ん?なんだよ・・ねーちゃん」

「長はまず、夢が純粋で操るのが比較的簡単な子供を多く集めています・・そして・・森に子供の国を作りました・・」

ピエ「子供の国・・?とは一体なんだ」

「そこは大人が入れぬように魔法がかけられています・・そこにはきっと、最近このあたりで失踪した子供が居ることでしょう・・入るには、子供しか・・」

ナ「そんな・・」

ピ「どうしよう・・」

ピエ「・・・ナルシア・・」

ナ「はい・・」

ピエ「かけあしの泉の妖精ならどうだ・・?彼女なら私達を・・」

ナ「かけあしの・・そう・・そうです、彼女なら・・」

ピエ「早速行ってみよう・・」

ピ「え・・?待ってよお父さん!」



<旅立ち>
〜かけあしの泉〜
妖精「え?!人間の歳を戻す!?私が!?」

ナ「お願いできないかしら・・」

妖精「で、でも・・いくらなんでもそれは無理があるんじゃ・・」

ピ「お願い妖精さん・・お父さん達を子供にして!そうしないと皆が眠ったままになっちゃうんだ・・そんなのいやだ」

妖精「あ〜〜〜〜う〜〜〜」

マ「おう!親玉たおせばここも元通りになるんじゃねぇか?」

妖精「そ・・それはそうだけど・・・」




妖精「わ・・分かったわよ・・やってみるわよ・・でも、出来るかどうかはわかんないんだからね?」

ピ「ありがとう!」

妖精「じゃあ・・ピエトロ、ナルシア・・そこに立っててね」

ナ「・・・・」

ピエ「・・・・」

妖精「過去と未来を駆ける泉よ・・あなたの力で、二人を子供に戻らせよ!!」

妖精「えいっ!!」

泉がゆっくりと光る・・その光と同じ色にピエトロたちは輝きだした・・

ピ「お・・お父さん?」

光は徐々に強くなり、強い閃光を放った・・
ピノンが次に目を開けると・・

ピ「・・あっ!!!」

ピエ「・・・・」

ナ「・・・・」

ピ「お・・とう・・さん・・?」

そう・・ピエトロたちはかつての少年になっていた・・

マ「う・・わーー・・すげぇ・・妖精のねーちゃん・・」

妖精「やった☆成功よ!」

ピエ「ナルシア・・?」

ナ「ピエ・・トロ・・」

ピ「おとうさん・・おかあさん・・?・・なの?」

ピエ「ピノン・・」

ピ「おとうさん・・」

ピ「・・・・・・・・・・・・・・」

ピ「すっごーーーーーい!!!!!!!」

マ「うわっ!」

ピ「すごい、すごいや!すごーーーい、わぁ!!お父さんとお母さんが・・わぁ!」

マ「お・おいピノン・・」

ナ「・・・///・・なんだか、恥ずかしいわ・・」

ピエ「そ・・そうだね・・///」

ピ「わぁ!!声も違う・・スゴイやお父さん!」

ピエ「はは・・15歳でお父さん・・って・・まぁ・・いっか」

ナ「さぁ妖精の森へ行きましょう・・」

マ「おう!いっちょやったるぜ!」

ピエ「よし・・行こう!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<あとがき>
あ、はじめに言っておきますがこれにはルナは出てきません

ピエトロ、ナルシア、ピノン、マルコが主体です・・

(後々ジルバも出てくる予定です☆おたのしみに)

ではっ☆




<ロマーナの国>

ピエ「着いたね・・ロマーナ」

ナ「わぁ・・なんだか凄く懐かしいわ・・」

ピエ「そうだね、ナルシア・・」

ピ「わぁ・・・・(唖然)」

マ「すっげー・・こんなとこはじめて来たぞー!」

ピエ「さぁ・・城へいって、街道を抜ける許可をもらおう・・」

ナ「ジルバさんは元気かしら・・」

ピエ「そうだね・・この格好見たら驚くだろうね・・」

マ「お、おい待てよ・・なんでわざわざ王様に会わなきゃいけないんだ?黙って通れないのか?」

ピエ「妖精の森はむやみに入っちゃいけない森だからね・・今はそこまでの道を王妃ジルバが管理しているんだ・・だからきちんと許可を取らなくちゃね」

ピ「(指差し)あれが、ロマーナのお城なの?」

ナ「ええそうよ、行きましょう」

ピ「うん」

城へと向かうピエトロたち、ピノンは最後からついていったが
一人のフードを被った少女がぶつかってきた

ドンッ!

ピ「わっ!」

「きゃっ!!」

「ちょっと!痛いじゃない!!」

ピ「ご・・ごめんなさい・・大丈夫ですか?」

「気をつけてよね・・もう!」

すると、遠くから(王女さまー!!)と叫ぶ声が

「げっ!やば・・じ、じゃぁねのろまのおちびさん!!」

少女は走り出す・・

ピ「・・・?・・誰だろう・・」

マ「おーいピノン!何してんだ?置いてくぞー!」

ピ「あ!待って〜〜〜!!」



〜ロマーナ城〜

「王妃様・・桟橋の補強工事についてですが・・」

ジルバ「分かったわ・・その件は今日の会議で詳しくお願いね」

「た・・大変です!王女様がまた城を抜け出しました!」

ジルバ「王女・・・・分かりました、サボった分のレッスンを夜に追加しておきなさい・・お腹が空けば帰ってくるでしょう・・」

「ジルバさまーーーっ」

ジルバ「今度は何ですか?」

「は、はい・・実は客人が・・」

ジルバ「客人?誰ですか?」

「ピエトロと申す方でして・・」

ジ「ピエトロ・・?何ですって?」

「それと・・ナルシア王妃と申す方もご一緒に・・」

ジ「すぐにお通ししなさい!!」

「ははっ・・しかし・・あの・・」

ジ「・・?」

「その・・王様にしては体つきが・・その・・」

ジ「??・・とにかくお通ししなさい・・」


〜ロマーナ謁見の間〜

ジ「あ、あなたがピエトロ!?ポポロクロイス王の!?」

ピエ「こんにちわロマーナ王妃様・・」

ナ「お久しぶりです、ジルバさん」

ジ「え・・・・あの・・一つ聞いてもいいかしら・・あの・・あなた方・・その体・・15年前と何も・・」

ピエ「あはは・・あの、これには訳がありまして・・」

ジ「わ・・訳・・?」

ピ「はい・・実は・・」









ジ「そう・・そういうことですか・・だからあなた達はその体に・・」

ピエ「はい・・ポポロクロイスの民を助けるため・・王として僕は必ずや妖精の森へいきたいんです・・」

ナ「私達はこの姿でないと夢の司率いる子供の国には入れないんです・・」

ジ「そうだったの・・そうならばもちろん、いいでしょう・・妖精の森までの道を通ることを許可します」

マ「本当か!?」

ジ「かつての戦友の頼みですもの・・ポポロクロイスのほうも私どもの兵に見張らせておきましょう」

ピエ「ありがとうございます・・」

ピ「やったぁ!!ありがとうジルバ王妃様・・」

ジ「いいえいいえ、ピノン王子・・ところで現在15歳のお二人・・まだ生まれてもいない筈のわが子を見るなんて不思議じゃなくって?」

ピエ・ナ「・・・///」

ジ「あはは!相変わらず熱いですね・・昔と何も変わっていません・・懐かしいわね・・」

ナ「ええ・・」

ジ「ぜひゆっくりしていってほしいけど、そうもいかないでしょう?・・本当は娘も紹介したいのですが生憎外出してましてね・・どうかご無事で・・」

ピエ「ありがとうございます、では失礼・・」

ジ「またロマーナへ来た時はぜひ城へも足を運んでください」

ナ「失礼します」

マ「じゃあなおばちゃ・・・むぐっ!!」

ピ「(マルコの口を塞ぎ)さ・・さようなら!!ジルバ王妃様!!・・あははは・・・」


こうして・・彼らは妖精の森を目指すことになりました・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピノンがぶつかったなぞの少女は一体誰でしょうね・・
それは皆さんのご判断にお任せします☆
次はいきなりですが妖精の森から始めようと思います・・
ピノンたちも居るのでたどり着くまで3日ほど時間が経っていると思ってくださいね
では・・・





<妖精の森>

ピエ「着いたよ・・ここが妖精の森」

ナ「・・・・・」

ピ「ここが・・・?」

見たこともないような大きな森にピノンとマルコはぽかんと口を開けて驚いている

ナ「ここからは妖精のみでは抜けられないわ・・皆、私から離れないでね・・」

ピエ「まず・・ロシモフのところへ行ってみよう・・」

ナ「うん・・・」

ナルシアの後に続いて3人は歩き出す
森は不思議なほどまっすぐな一本道だった

それをピエトロたちはどこか寂しそうに見ていた

思い出が振り返ってくる・・・



「もうお前に用はない・・邪魔だよっ!!」

「ぴいっ!!」






「こんなところまで・・!!」

「みゅ・・?(この声は・・)」

ジルバの足が飛んでくる

「みゅうっ!!(きゃぁっ!)」

「モンスターが私のけりをよけるなんて・・」

「みゅ・・みゅーみゅー!!(じ・・ジルバさん・・私よ!!私はナルシアよ・・!)」







「ごめんね、ナルシア・・もう黙ってどこかに行ったりしないで・・ね・・」

「ピエトロ・・・・私・・いいの、ピエトロが傍にいてくれたら・・・それだけで・・・いいの・・」

「・・僕はずっと傍に居るよ・・」





ピエ「・・・・」

ナ「・・・・」

ピ「あれ・・?お父さん・・どうしたの?さっきからボーっとして」

ピエ「あ・・いや・・なんでもないよ」

ナ「もうすぐね・・」

マ「お?・・・おい!・・話の途中だけど道の真ん中にでっけー木があるぞ?」

ピ「え・・?」

ピエ「ついたな・・」

4人はかけあしでその「木」に近づいていった

マルコとピノンは高く上を見上げる

しかしその木にも落書きがしてある、赤い塗料ではっきり

ピエ「そんな・・」

ナ「かわいそうに・・」

マ「お・・おい・・でもどうすんだ?これじゃぁそのロシモフのところにはいけないじゃないか」

ピ「どうしよう・・」

ピエ・ナ「ふふふ・・」

ピエ「ロシモフさんなら・・もうここに居るよ・・」

マ・ピ「え??」

ナ「こんにちわ、ロシモフさん・・」


ロシモフ「誰だい・・?」

みると、木には顔が浮かび上がっている

ピ「うわぁっ!!」

マ「な・・なんだぁ!!?」

ロ「おや・・ピエトロ・・?ピエトロじゃないか!久しぶりだね」

ロシモフは響く声で答えた

ピエ「お久しぶりです、ロシモフさん」

ロ「ナルシアさんも久しぶりですね・・ところで・・君達、こんなところまで一体何のようだい・・?」

ピエ「ロシモフさん・・ここでなにかかわった事ありましたか」

ロ「ああ・・よく聞いてくれたね・・実はこの奥のほうに誰かが変な城を勝手に作って・・困っているんだ・・」

ピエ「夢の司・・」

ロ「それで・・僕の顔に落書きまでしたんだ・・ううっ・・」

ナ「私達はね・・そのお城に居る人に逢うためにここまで来たの・・」

ロ「そ・・そうなのかい?・・」

ピエ「うん・・ポポロクロイスの皆も、そのせいで今大変なことになってるんだ・・だから・・」

ロ「そうなんだ・・うん・・ナルシアさんが居るなら平気だね・・いいよ、ここからそう遠くない・・」

マ「でも、もうじき夜だぜ・・大丈夫か?」

ピ「ほんとだ・・なんだか不気味だね」

ロ「じゃぁ僕の木の枝で休んでいくといいよ、ここなら安全だよ」

ピエ「え・・いいんですか?ありがとう・・ロシモフさん」

ナ「ありがとう」

ピ「えっと・・・じゃぁお世話になります・・」

マ「マジでか!?・・サンキューな!・・・」


〜ロシモフの木の枝の上〜

夜・・・ピエトロは木の枝にすわり、月を眺めている・・ナルシア
はそっと近づく

ナ「ピエトロ・・・」

ピエ「あ・・ナルシア・・」

ナ「眠れないの・・?」

ピエ「うん・・ピノンたちは・・?」

ナ「ええ・・遠出したからもうぐっすり・・」

ピエ「そっか・・ねぇ・・ナルシア・・」

ナ「なぁに?」

ピエ「僕さ・・昔・・って言ったら変だけど・・旅のことを思い出していたんだ・・」

ナ「・・私も・・」

ピエ「母上を助けた時・・バルバランの大戦・・僕達が旅してきたいろんな思い出・・」

ナ「その思い出があってこそ・・仲間が居てこそ・・今の私達があるんだわ・・」

ピエ「うん・・僕は・・今の王として・・皆を守らなきゃいけないんだ・・どんなことがあっても、何をしても・・」

ナ「ピエトロ・・」

ピエ「そして・・君を・・ピノンを・・ね」

ナルシアは決意したようにうなずく

王として、王妃として・・必ず成すこと・・みんなを守る事・・

2人はピノンとマルコを優しい目でみつめる
15歳の、どこか威厳ある輝く瞳で・・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんかシリアスですけど・・あんまり深く考えないで下さい・・
戦闘シーンって苦手なんで短くなるかもしれません
どうか大目に見てください・・
つぎは<夢の司の城>です・・



<夢の司の城>
〜妖精の森〜

ピエ「ありがとう、ロシモフさん・・」

ロ「気をつけてね・・」

ナ「さぁ、いきましょうか・・」

ピ「うん」

マ「おう!」





〜森のなか〜

マ「うへ〜・・霧が出てきたなぁ・・」

ピエ「ナルシア・・道は分かる?」

ナ「うん・・なんとか・・」

マ「なんでわかるんだ?」

ナ「なぜか、自分が行きたい場所に・・体が引き寄せられる感じなの・・」

ピ「引き寄せられる・・?」

ナ「うん・・前に妖精の森へ来た時もこんな感じで、森を抜けたわ」

ピエ「そうだったんだ・・」

薄い霧の中をナルシアに導かれ進んでいると、どこからか・・歌声が聞こえてきた

??「♪〜♪〜♪」

ピ「え・・?」

マ「何か聞こえるぞ?」

ピエ「本当だ・・これは・・歌声?・・・・・うっ・・」

ピエトロが倒れる

ナ「ピ、ピエトロ!?・・・・・・・う・・うぅ・・」

ナルシアがひざまずく

ピ「お・・おかあさん?!おとうさん!!」

ナ「か・・・体が・・・・・動・・かな・・」

バタッ

ピ「おかあさん!!」

マ「ぴ・・ピノン!何か来るぞ」

ピ「え・・?」

草むらの影からモンスターが飛び出る・・

マ「ま・・まさか、こいつがピノンの父ちゃんたちを・・?」

ピ「え!?・・・・お、おねがい・・モンスターさん・・お父さん達を元に戻して!」

モンスターは雄たけびをあげる・・そしてピノンたちに飛び掛った

ピ「!!?」

マ「あぶないピノン!!」

マルコが石を投げつける

モンスターの頭に当たり、やつは一瞬ひるむ

ピ「あ、ありがとう・・マルコ・・」

マ「気をつけろよ?・・来るぞ!!」

ピノンは剣を抜く・・戦いが始まった














マ「はぁ・・ひぃ・・」

ピ「ふぅ・・た・・倒した・・?」

ピノンたちはモンスターと激しく戦った・・少し傷を負ったがモンスターを倒した

すると、後ろのほうで声が

ピエ「う・・うぅ・・」

ピ「!!・・・おとうさん!」

ピエ「ん・・あれ?・・僕・・いっったいどうし・・」

ナ「ううん・・あら?私、なぜ倒れてるのかしら」

ピ「おとうさん・・おかあさん・・よかった」

ピエ「何があったの?」

マ「ピノンのとうちゃん達はな、モンスターの呪いで眠ってたんだぜ・・・おれが倒したんだ!!へっへーんだ!」

ピエ「そうだったんだ・・ありがとう・・で、そのモンスターはどこ?」

ピ「あそこに・・・・あれ?」

ピノンたちは振り返る
しかしそこにいたのはモンスターではなく、白い服を来た少年だった

ピ「あっ!!」

マ「そんな・・!!」

ピエ「君・・大丈夫?」

少年「うう・・」

ピ「そ・・そんな・・僕・・」

少年「・・・あり・・がとう・・」

マ「え?」

少年「私を夢の司様の呪いから解いてくださり・・ありがとう・・私は夢の司様に使えるものです・・」

ピエ「なんだって・・?」

ナ「じ、じゃぁ・・このまえの方と同じく・・ステラに操られて・・」

少年「そうです・・その者も私達の仲間、ステラ様に仕えるもの・・・」

ピエ「ステラはこの奥に居るのかい?」

少年「はい・・」

ピ「でも・・この霧じゃどこにいるか・・」

少年「心配ありません・・あなた達はもう、城の中に入っております・・」

ピエ「え?」

霧がゆっくりと晴れてゆく・・完全に晴れると周りに城壁がたっていることに気づく
ポポロクロイスに似た・・・しかし家は子供が手作りしたような小さな家が立ち並ぶ・・城下町だ・・

ピエ「ここ・・が・・」

少年「あの城の中にステラ様はいらっしゃいます」

少年は城を指さす

ピエ「ありがとう・・」

少年「どうか・・わが長を救ってください・・」

マ「なぁ・・思ったんだけどよ、あんた達・・どうして会うやつ会うやつみんな子供なんだ?」

少年「そのとうり・・私達夢の司は、すべて子供・・子供でなくてはならなかった・・」

ピエ「どうして?」

少年「子供の純粋な心・・私達夢の司の心から、心を削ってあなた達の夢を作っているから・・」

ナ「え?!」

ピ「心を削って・・どういうこと?」

少年「あなた達の見る夢を作るためには、私達夢の司の心・・愛情や、憎しみ、悲しみ・・それらのすべてを材料とします・・物語などでは私達が「頭で考え、創作している」と書いてあったでしょう?・・でも、ほんとうは違うんです・・」

ナ「私達の夢のために・・あなた達の心が・・」

少年「年月を重ねる間に、そうして・・夢の司は減ってゆきました・・今では数えられるほど・・」

ピ「そんな・・じゃぁ僕達はどうして夢を見るんだ・・そんなことなら僕は・・」

少年「それはちがいます・・私達はそうなるための生まれたのです・・悲しむことではないのです」

ピ「・・・・」

少年「あなた達の見る夢は、それだけ価値のあるすばらしいものだと考えてください・・」

マ「・・・」

少年「心配ありません」

少年「私達は夢の司の王によって作られます・・私達は元は王の分身なのです・・ステラ様が・・王が居る限り、私達はどんなに減っても、滅びません・・・・
しかし、今の王が新たに私達を造ろうとしない今、夢の司は減るばかり・・あなた達の夢は失われつつあるのです」

ピエ「そうか・・そうだったんだ・・」

少年「ステラ様は母上様の死によって生まれた隙間を、闇に見透かされたのです」

ナ「・・・・」

少年「仕事のもっとも多い王だけは大人の妖精がするよう定められていたのですが・・
ステラ様はまだ幼子・・きっと、心も疲れていたのでしょう・・
でも・・・」

ピエ「だからといって、闇に心を渡していいわけじゃない・・」

少年「・・・・だからこそ・・お願いします」

ピエ「・・はい・・」

少年「私の力を使い・・あなた方を王座の近くへ送りましょう・・
この城はたくさんの仕掛けがあります・・私の力なら・・」

ナ「ま、まって!!今力をつかったらあなたは・・」

少年「・・・・・」

少年「・・ありがとう・・でも、これが私の出来る最後の・・」

ピエ「そんな事言わないで下さい・・そんな・・」

少年「どうか・・お気をつけて・・」

ナ「待って!!!」

少年から光が放たれる・・・ピエトロたちはまぶしさから動けない・・
目を開けると・・・そこにはもう、少年は居なかった

ナ「・・・・」

ピエ「・・・・」

ピ「・・・・」

マ「・・・・」

ピエ「行こう・・彼の思いを無駄にしちゃだめだよ・・」

ナ「・・・・・・うん」

ピ「あ、あれ・・階段だ・・」

ピエ「あの奥にステラが・・・行こう・・」

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少年の好意がない場合も考えてみてください
いろいろな展開があることでしょう・・
それはそれで面白みがありますよね





<戦い>

ピエトロたちは長い階段を黙って上っていく
心臓の鼓動だけが聞こえてくる・・そして


ピエ「・・・ここが・・」

ナ「あ・・・あれ!」

ナルシアは奥のほうを指差す
そこには胸に光る宝石をつけた一回り大きなモンスターが居た

マ「こいつ・・が?」

??「ウ・・ウウ」

ピ「この人が・・ステラ・・なの??」

マ「妖精の面影もねーじゃねーか!」

ピエ「・・・・城の皆を元に戻してくれないかい・・?」

??「ウ・・ウガァァァァァァ!!!」

ナ「あっ!」

ピエ「危ないナルシア!」

バシッ!

ピエトロは剣を振るう
ナルシアに向けられた攻撃をはじく

ピエ「大丈夫・・?」

ナ「う・・うん・・」

ピエ「・・・みんな・・いくよ!!」

ピ「はい!」

マ「うらぁぁぁぁ!!」












ピエ「く・・強い・・」

ピ「け・・剣が・・ほとんど・・効いてないなんて・・」

ナ「・・・・」

マ「くっそ〜〜」

ステラ「・・・ふ・・ふふふ・・お前達に私が倒せるわけがない」

ピエ「・・な・・なぜ・・」

ス「私の力は強大だ・・人間達の夢を集めることで私の力は増す・・もうすぐ・・第二の風を起こし・・人間を・・」

ピエ「そんなことはさせない!!」

ナ「そうよ!あなたの本当の心は、もっと美しかったはず!何処に行ってしまったの!?お願い・・めを覚まして!」

ス「うるさい・・お前達に分かるものか・・この幼子の、悲しみ・・」

マ「わかんねーよ!なんで・・なんで夢を作るやつが夢を壊すんだ・・」

ス「人間は妖精に苦悩をもたらすだけだ・・」

ナ「それは違う!!私は人間の・・・みんなのことを愛してる・・妖精だけじゃ生きていけない・・私はどんなことがあっても・・皆を守る・・」

ピエ「皆を・・・元に・・戻せーーーー!!!」

ピエトロは叫ぶ・・すると緑の光が放たれる・・・

ピ「お・・おとうさん!!」

ナ「・・これは・・!・・ピエトロ!」

マ「な・・なんだ?」

ナ「竜の力よ・・ピエトロの竜の力が・・活性化して・・」

ス「何・・・?」

衝撃波がステラを襲う・・

ス「く・・」

ピ「今だ、お父さん!!」

ピエ「やーーっ!!」

ピエトロはステラの胸の宝石を狙う・・・剣が宝石に突き刺さる

ス「!!?・・・・うっ・・うわぁぁぁぁ!!」

マ「やった!!」

ステラはその形をだんだんと崩し・・やがて宝石のみが残る

ピエ「やった・・?」

ナ「ピエトロ・・」

ピ「やったーー!!」

ピエトロたちは宝石からはなれ、みんなで喜び合った

ピエ「よかった・・・これで・・・」

ナ「・・・でも、王が居なくなったってことは・・」

ピ「え・・?」

そんなことを話しているうちに、後ろの宝石が・・・・カタカタと動いている

ピエ「?・・何か・・聞こえない・・?」

ナ「あ・・・あの宝石・・・」

すると、宝石から何かが飛び出す

ピエ「うわっ!」

それはピエトロの体に入り込む

ピエ「?!・・・」

バタッ

ピ「お・・おとうさん!!」

ピエ「う・・うう・・」

意識が朦朧とするピエトロ

ナ「ピエ・・ロ・・ピ・・トロ!!」

ピエトロは意識を失った

<夢の中>

ピエ「・・・ここは・・」

真っ暗だ・・何も見えない・・

ピエ「誰か・・誰かいないの?・・ピノン・・ナルシア・・」

??「君は・・だれ・・?」

ピエ「・・え・・?」

??「きみは・・だれ・・?」

見るとそこには幼い子供が立っていた

ピエ「君は・・まさか・・ステラ・・?」

??「・・・・うん」

ピエ「こんな寂しいところに・・・一人で・・?」

ス「・・・・・・うん・・・・」

ピエ「・・・・・」

ス「僕を・・・どうするの・・?」

ピエ「君は闇にとらわれているんだ・・僕と一緒に、外に出ようよ・・」

ス「・・・・でも・・」

ピエ「君は・・一人じゃない、さぁ・・・こっちへ・・」

ス「・・・・・」

ピエトロは幼いステラの手を引いた・・

ス「暖かい・・・おにいちゃん」

ピエ「・・・・」

ス「・・ありがとう・・」

ピエ「・・え?・・」

光が辺りを包む・・・











ナ「ピエトロ・・ピエトロ!」

ピエ「う・・うう・・」

ナ「ああ・・・ピエトロ・・よかった・・」

ピ「一体・・どうしたの・・・お父さん・・」

ピエ「ステラが・・・ステラが僕に・・・あれ?」

「僕はここです・・・」

ナ「あ・・あなたは!」

ピエ「・・・ステラ・・」

ス「あなたの・・心の温かさのおかげで・・・僕は闇から離れることが出来たよ・・・ありがとう・・」

ピエ「・・・・」

ス「・・でも僕・・みんなに酷いことしちゃった・・・ごめんね・・」

ピ「・・・君は・・・」

ス「君達の仲間は・・・戻してあげる・・もうすぐ・・眠りから覚めると思うよ・・」

ピエ「!!・・・本当かい?」

ナ「よかった・・・」

ピ「よかった・・・」

マ「これからも・・・みんなの夢を作るんだよな」

ピ「僕達・・君の事、応援するからね」

ス「・・・・・」

ピエ「・・どうしたの?」

ス「もう・・その必要はないんだ・・」

ピ「え・・?」

ス「夢を作る必要は・・もうないんだと思う・・僕はこのまま君達の仲間を戻したら・・・」

マ「なんだって・・?」

ス「夢の司なんて・・最初から・・いらなかったんじゃないかな・・?」

ピ「ど・・どうして!?」

ス「王である僕が闇の力にとらわれるなんて・・・あっちゃいけないことなんだよ・・」

ピエ「でも、だからって!」

ス「君達は、自分達で夢を作れるんだよ・・僕らの力を使わなくたっていいんだ・・夢の司は「人に将来の輝き、今を生きる希望を与え・・・迫り来る闇を払う者」・・でも、人間は元々の闇を払う光の力を生活するうちに養っているんだ・・・それさえあれば、何時だって夢が見れるんだよ・・・」

ピエ「じゃぁ・・・君は・・君達は・・・」

ス「君達に光があれば・・・僕らは君達の心に生き続ける・・滅びることはないと思うよ・・」

ピ「じゃぁ・・いつでも会えるんだね・・」

ス「・・・うん・・」

ス「さぁ・・そろそろ君達の仲間のところに・・戻ったほうがいいよ」

ナ「・・さようなら・・また、夢の中で会えるといいわね」

ス「うん・・・きっとね・・」

ピエ「・・じゃぁ・・」

ス「君達の心に、いつも夢を見る光がありますように・・」

ステラはピエトロに手をかざす
すると、あたりを光が覆う。

ス「・・ありがとう・・」





〜城内〜

エレナ「ん・・・んん・・?」

ピ「あ!エレナおねーさん」

エ「あら・・私・・どうして・・」

ピ「ああ・・・よかったぁー目が覚めたんだ・・」

マ「やったぜ!」

エ「??ピノン・・なにがあったの・・?」

ピ「僕達ね、すっごい冒険をしたんだよ!!」

マ「サーって変身して、バーって列車に乗って、ゴーって飛んでったんだぞーー!!すげーだろ」

エ「はい?・・・まぁ・・すごそうね・・・ところで・・兄さまは・・?」

ピ「うん・・・お父さんはね・・」





〜かけあしの泉〜

妖精「んじゃ・・いい?」

ピエ「うん・・エレナたちが来る前に・・」

ナ「お願いね・・」

妖精「はいはい・・行くわよ・・」

ピエ「・・・・・」

妖精「・・・・はいっ!!」






ピエ「ふぅ・・」

ナ「ありがとう・・」

妖精「ふー・・なーんかどっと疲れちゃったわ・・」

ピエ「助かりました・・・」

妖精「どういたしまして・・あ・・誰か来る」

ピエ「ん・・?」

ピ「おとうさーん!」

妖精「じゃあね・・」

ナ「ええ・・」



ピ「おとうさん・・皆が元に戻ったよ!」

ピエ「そうか・・安心した・・」

エ「王様・・」

ピエ「エレナ・・目が覚めたんだな・・」

エ「はい・・しかし・・一体何があったのか・・さっぱり・・
それに、急に城下町の子供達も元に戻ったと・・・」

ピエ「そうか・・」

マ「皆もとにも戻ったんだな」

ナ「さぁ・・お城に帰りましょうか・・」

エ「??・・一体何が・・・?」

ピ「ふふ・・」

マ「へへへー」

ピエ「まぁ・・待ちなさい・・後で話す」

エ「は、はぁ・・・」

ピエトロたちは微笑みながら、城へ戻るのでした

ピノンたちにとっては初めての長旅・・
ピエトロにとっては、懐かしい人や場所をめぐる小さな
旅だったことでしょう・・・
でも・・その旅を経験したことで、彼らの夢は皆・・とても素敵なものになるに違いありません


人々に夢の闇を払う力がある限り、未来は光り輝くのです
それがありつづけるよう、夢の司も願っていることでしょう
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