あなたの側で・・・




 それはある晴れた日の午後ピエトロはナルシアの所へ行く途中、妙な人影を見ました。

 それでもピエトロは気にせず通り過ぎました。その陰は、白騎士でした。
「ふぅ、もう少しで見つかる所でござったな・・・久しぶりにポポロクロイスに来たのでピエトロ殿に会おうかと思ったがナルシア殿の所に行く途中だったとは・・・。レオナ殿の所へ行ってみるでござるか」
「お前・・・白騎士か?」
「その声は・・・おおレオナ殿ではござらんか。久しぶりでござるな」
レオナと白騎士はそのまま話していました。

コンコン

「はい?誰ですか?」
「僕だよナルシア」
「ピエトロ!!今日は随分速いのねvまってたのよこっちに来て」
「おや、ピエトロ来ていたのかいゆっくりしていきな」
「ありがとうございますギルダさん。それで、少しギルダさんに話したい事があるのですが良いですか?」
「あたしは一向にかまわないさね。何だい?話というのは」
「実は・・・僕とナルシア結婚しようと思っているんです。」
「・・・それで、ナルシアはどう思ってるんだい?あたしは二人が決めた事なんだから口出しはしないよ。」
「私はピエトロとずっと一緒にいたいと思ってる・・・だけど私がこの家を出ていったら姉さんはこの広い家に一人になってしまうでしょ?だからできれば一緒に住めればいいと思っているんだけど・・・」
「その事なら心配いらないよ。実は・・・」

コンコン

「失礼する。ギルダ、話というのは・・・なんだピエトロも来ていたのか。久しぶりだな」
「あいやしばらくぶりでござるなピエトロ殿、ナルシア殿ここに来る途中レオナ殿に会いましてな。一緒に来たわけでござるよ」
「それで話って言うのはね、実はこの家をレオナに譲ろうかと思ってるんだよ」
「「「「えぇ!!この家を!!」」」」
「あたしはフローネルの森の奥で静かに暮らそうと思ってるんでね・・・それにポポロクロイスの近くならいつでもナルシア達にすぐ会えるだろう?だからレオナ、この家に住んだらどうだい?もうすぐナルシアもこの家を出ていっちまうんだからね」
「それじゃあこの家に住んでもいいのか?」
「この家を頼むよ。レオナ」
「それじゃあ姉さん私とピエトロが結婚のこと考えていたのを知っていたの?だからレオナさんにこの家を・・・」
「ああ、そうだよナルシア。ピエトロ、ナルシアを頼むよ」
「はい。必ず幸せにします。」

 そして、一週間後ポポロクロイス城で盛大な結婚式が行われ二組の夫婦が誕生した一組目は王となったピエトロとポポロクロイス王妃ナルシア。二組目は白騎士とレオナ・・・

「ピエトロ・・・ずっと貴方の側にいるわ」
「ナルシア・・・」

 こうして新しい王と王妃は後に新たな命を誕生させ、その子供はレオナの子供や妖精族と出会い大きく成長し、大切な友達ができるのです。





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